Keep it simple,

DALカウボーイズのこと、NFLのこと、ゲームのこと、自分の趣味をシンプルに書き留める。

e-Sportsが日本で流行るまで

このブログの 無理矢理の関連性。

私の趣味関連って言い切ってしまえばいいんだけど根底にあるのは、実はe-Sportsを日本で流行らせたい。いやそんな贅沢は言わない、市民権を得たいという思いがあった。 

たぶん多くのRTSFPS好きには共感してもらえるだろうと思う。 

自分が好きなものは、他の人にも好きになってもらいたい。広く認められたい。

 

これは分かるし、自分もそう思ってた。

 

ただね、最近気付いたのは実はこの”e-Sportsを日本で流行らせたい”や”e-Sportsを普及させたい”ってのが自ら罠に嵌ってるんだと思うのさ。

 

 

例えば、Eスポーツに関連する、ちまたで見かける論調は、いわく、

世界の先進国ではeSportsはもう「新しいスポーツ」として、国で正式に競技として扱っている国もあります。そんななか、ゲーム先進国の日本でeSportsがなぜ普及しないのか。

だったり、

日本のe-Sports業界に足りないものとは

e-Sportsは知れば知るほど日本は絶望的

とかね。

 

あとは、今週末にフジテレビが日本eスポーツ選手権大会を放送するんだけど、その放送内容詳細が笑える。

 

ゲームを超えた新時代の戦い!第2回日本eスポーツ選手権大会 - フジテレビ

世界的な盛り上がりを見せる新時代の競技『electronic sports』=エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)そのゲームの枠を超えた日本一決定戦が東京・豊洲で行われた。対戦型格闘ゲームでは東西の猛者たちが神技を連発!必殺技の応酬で予測不能の大激戦に!人気のサッカーも白熱!超リアルな攻防戦を元サッカー日本代表城彰二氏が熱血解説!無敵王者が迎えたアッと驚く結末は!第2回日本eスポーツ選手権大会 

 

 

自ら罠に嵌ってるEスポーツに関わるひとたちにまずは2つほど伺いたい。 

  • 本当に流行らせるつもりある?
  • ”流行らせる”とか”普及させる”とか、それが本当に望む方向なのか?

 

何のために?何を目的で?

純粋にビジネスっていうことなら何も言わない。

市場は成長しているし、Eスポーツで新たなターゲットを獲得したいというのは分かる。(NFLでも参入してるし)

 

nfljapan.com

 

だけど利益や金というのはいつだって結果だ。

私が問いたいのは、”流行らせる”とか”普及させる”目的だ。

 

もし純粋にゲームが好きだから、他の人にも好きになってもらいたいし、広く認められたい。と思っているのなら罠について私が思うところを聞いて欲しい。

 

 

罠①:Eスポーツ・e-Sportsという定義

スポーツとして捉える必要があるのかもう一度、考えてみて欲しい。

「ゲームだってこんなに凄いんだ」とか「競技性が高くて〜」スポーツとして成立するんだよといくら声高に叫ぼうとも何が凄いんだかさっぱり分からんと言われしまうのが落ちです。

 

例えば、日本のEスポーツを語る上で欠かせないウメハラ氏のこのスーパープレイ。

www.youtube.com

 

これをスポーツとして捉えて、「ね?凄いでしょ」というのは無理がある。

ただハードルをあげているだけです。いまからおもしろい話をしますと言ってから話し始めるのと一緒です。

むしろ「ゲームなのにこの外人の熱狂ぶりを見てくれ、凄いだろ」としたほうが、納得性が高まるというものです。

 

つまり私の主張は、ゲームはゲームでいいじゃん。何でスポーツっていうの?

スポーツってのがすでに罠なんです。

 

 

罠②:流行らせたい・普及させたい

流行って、普及して、一般化した後に待ってるのは何か? 

むしろ一般化をせずに、特定の人に向けてターゲットを絞ったほうが良い。

ゲーム内の競技としてのレベルを一定以上の水準に保つには、一般化したライトなユーザーの存在はボトルネックになってきます。

これは閉鎖的なコミュニティの方が良いということでは無く、競技性を高めたいのなら、ゲームが要求する高いレベルにあわせられる人同士の対戦じゃないとゲームを成立させることが出来なくなるからです。

 

私はガチな勝負がやりたいんです。

ただただ遊びたいってときももちろんありますが、ゲームをやってて面白いのは、アドレナリンが大量分泌されるぐらいの真剣勝負をやって勝った、負けたってやるのが好きなんです。あるいはみんなで集まってワイワイとそれこそスポーツのように楽しむ。

(そういう意味ではホント、体を使ってやるスポーツと何ら遜色ないなと個人的には思います)

 

だけどゲームをやる目的はひとそれぞれであまりやりこまないひとほど、勝負を軽視する傾向があるのをこれまでのゲーム歴の体験から学びました。

 

私のゲーム遍歴

初期:ファミコンスーファミドラクエやらマリオやらストⅡとかを普通に友達と

中期:プレステ〜プレステ2でアストロノーカとかをひとりで永遠とやるかイタストとか特定のゲームをやりこみ 

 

ここまではファミコン世代の普通のゲーマーですが、XBOX360との出会いからゲーム、特にオンライン対戦にのめり込みます。

 

全盛期:箱丸〜PC ロスプラでひたすらデータポストを建て、Gears of Warでショットガンをぶっ放し、カタンの開拓者で世界ランクを目指し、ヘイローウォーズRTSにはまる。RTSにはまったからAOE3にいって、LOLにいって、結婚とともに引退。

そして今、クラロワ。

 

クラロワもかなり競技性が高いし、戦略性もあるのでハマったんだと思う。

 

こんな感じで辿ってきたから、心底、Eスポーツは好きだし、箱○出身だからちょっとマイノリティを行くのが染み付いてしまったからの意見かもしれない。

 

流行ったからって何?むしろ流行らない方が濃いゲーム体験が得られるよ!

 

 

 罠③:日本で

最後の罠。別に”日本で”に限定する必要無くない?

世界では〜とか、世界と比べて〜ってのはこの時代にナンセンスなんじゃないのかな。

視野が狭いよ。そら日本語で実況とか配信とかしてくれればありがたいけど、慣れれば英語実況も問題ない。これはNFL中継でも言える。

全然、何言ってるかは分からんけどな。

 

 

実際のところゲーム実況もさかんになってきたし、Eスポーツ流行らそうとか肩肘はらないで、気付いたら身近になってたねという状態になってきてると思う。

 

あとは勝手に、自然と浸透していくでしょう。

少なくとも私がゲームを始めた頃から比べると、これから先が楽しみで仕方ない。

e-Sportsが日本で流行るまで長生きしよう。

 

 

 

e-Sportsの大原則

  • ”スポーツ”って言っていたずらにハードルあげない
  • 目的を見失わない
  • 未来は明るい